CTの再構成表示(MPR・MIP・VR)
ヘリカルCT・MDCTでは、薄いスライスを大量に集めた ボリュームデータ が得られます。これを並べ替えたり投影したりして、横断像だけでなく さまざまな表示 を作れます。
MPR(任意の断面を作る)
MPR(Multi-Planar Reconstruction:多断面再構成) は、横断像の積み重ねから、冠状断・矢状断・斜めの断面など、好きな向きの断面を作る表示です。スライスを十分に薄く(等方性に近く)撮っておくと、どの断面もきれいに見えます。
MIP(最大値投影)
MIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影) は、視線が通る経路上で 最も高いCT値 を投影する表示です。造影された血管や骨など、高吸収のものの描出に向きます。なお、最小値を投影する MinIP は気道・肺などに使われます。
VR(立体表示)
VR(Volume Rendering:ボリュームレンダリング) は、ボリュームデータを 立体的(3D) に表示する方法です。血管や骨の全体像を直感的に把握するのに役立ちます。
試験で問われやすいポイント
- MPR =任意の断面(冠状・矢状・斜め)を作る。薄いスライスほどきれい。
- MIP =経路上の 最大CT値 を投影(造影血管・骨など)。MinIP は気道・肺。
- VR =立体的な3D表示。
まとめ
- ボリュームデータから、MPR・MIP・VR などの表示を作れる。
- MPR=任意断面、MIP=最大値投影、VR=立体表示。
- 薄いスライス(等方性)で撮ると、再構成表示がきれいになる。