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放射線治療

小線源治療(密封小線源・RALS)

小線源治療 は、放射線源(密封小線源)を 病巣のすぐ近くや内部に置いて 照射する方法です。外から当てる外部照射とは異なり、線源を体の中に入れる のが特徴です。

距離の逆2乗を利用する

線源のごく近くだけが高線量になり、距離の二乗に反比例して周囲は急激に弱く なります。だから、線源を病巣に密着させれば、病巣に高線量・周囲の正常組織は低線量 にできます。

小線源治療の線量集中 病巣の中に置いた密封小線源の周りに、距離の逆2乗で急減する線量分布ができ、線源のすぐ近くの病巣だけが高線量になることを示した図。 アプリケータ(カテーテル) 密封小線源 腫瘍(すぐ近く=高線量) 周囲の正常組織:距離の逆2乗で線量が急減
図:線源のすぐ近くだけ高線量になり、距離の逆2乗で周囲は急減する。

照射の方式

  • 腔内照射:体の空洞に線源を入れる(子宮頸がん が代表)。
  • 組織内照射:病巣に直接、線源(針・シード)を刺す(前立腺がんのシード など)。
  • 表在(モールド)照射:体表に当てる。

線源には イリジウム192(Ir-192) や、前立腺シードの ヨウ素125(I-125) などを使います。

RALS(遠隔操作式後充填法)

線源を手で扱うと術者が被ばくします。そこで RALS(Remote AfterLoading System:遠隔操作式後充填装置) を使います。

  • 先に 線源なしのアプリケータ を留置し、位置を確認する。
  • その後、線源を遠隔操作で自動的に送り込む(アフターローディング)。
  • 術者が線源のそばにいなくてよいので、被ばくを大きく減らせる
  • 短時間に強く照射する HDR(High Dose Rate:高線量率) と、弱く長く照射する LDR(Low Dose Rate:低線量率) がある。

試験で問われやすいポイント

  • 小線源治療は 距離の逆2乗 で病巣に線量集中・周囲は急減。
  • 方式は 腔内(子宮頸がん)・組織内(前立腺シード)。線源は Ir-192・I-125 など。
  • RALS は線源を遠隔で送り、術者被ばくを低減。HDR/LDR がある。

まとめ

  • 小線源治療は線源を病巣に密着させ、距離の逆2乗 で線量を集中させる。
  • 腔内・組織内 などの方式があり、線源を選ぶ。
  • RALS により、安全に(低被ばくで)照射できる。
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