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放射線治療

線量分布とPDD(深部量百分率)・ビルドアップ

放射線治療では、体内で線量が深さとともにどう変わるか を知ることが大切です。これを表すのが PDD(Percentage Depth Dose:深部量百分率) です。

PDDとビルドアップ

PDDは、最大点(dmax)の線量を100% として、各深さの線量を百分率で表したものです。

高エネルギーX線のPDD曲線 横軸が深さ、縦軸が相対線量のグラフ。表面線量は低く、少し入った最大点dmaxで100%になり、その後は深さとともにゆるやかに減衰することを示す。 100 50 0 相対線量(%) 0 10 20 30 深さ(cm) dmax(最大点) ビルドアップ(立ち上がり) 深さとともにゆるやかに減衰 表面線量は低い(皮膚を守る)
図:表面線量は低く、dmaxで最大(100%)、以降は深さとともに減衰する。

高エネルギーX線では、表面(皮膚)の線量が低く、少し入った dmax で最大になります。これを ビルドアップ と呼び、皮膚を守る(スキンスペアリング) 効果につながります。

線量分布に影響する因子

  • エネルギー:高いほど dmaxが深く なり、深部線量も増える(深い病巣に有利)。
  • 照射野の大きさ:大きいほど散乱線が増え、深部線量がやや増える。
  • SSD(Source-Surface Distance:線源・皮膚間距離):距離が変わると線量率が変わる(距離の二乗に反比例)。

試験で問われやすいポイント

  • PDD=dmaxを100% とした深さごとの線量(%)。
  • 高エネルギーX線は 表面線量が低く dmaxで最大(ビルドアップ=スキンスペアリング)。
  • エネルギーが高い ほどdmaxは深く、深部線量も増える。

まとめ

  • PDD は深さごとの線量分布を表す基本指標。
  • ビルドアップ により表面線量が低く、皮膚を守れる。
  • エネルギー・照射野・SSDで線量分布は変わる。
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