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一般撮影・X線

X線画像の濃度・コントラストと階調処理

X線画像は、濃度(明るさ)コントラスト(濃度の差) で見やすさが決まります。これを表すのが 特性曲線(H-D曲線:ハーター・ドリフィールド曲線) です(H-Dは考案者 Hurter と Driffield の頭文字)。

特性曲線(H-D曲線)

横軸に 露光量(対数)、縦軸に 濃度 をとると、S字のカーブになります。

特性曲線(H-D曲線) 横軸を露光量の対数、縦軸を濃度としたS字の特性曲線。低い側がトウ、真ん中の直線部の傾きがコントラスト、高い側がショルダー。 濃度 露光量(対数) トウ 直線部(傾き=コントラスト) ショルダー
図:S字の特性曲線。直線部の傾きがコントラスト(階調)になる。
  • トウ(足部):露光が少なく、濃度が出にくい低い部分。
  • 直線部:露光に比例して濃度が変わる部分。この傾きが大きいほど高コントラスト(階調が硬い)。
  • ショルダー(肩部):露光が多く、濃度が飽和する高い部分。

露光が適正な範囲(ラチチュード=寛容度)に入っていると、見やすい濃度になります。傾きが急なほどコントラストは高いですが、写る濃度の幅(ラチチュード)は狭くなります。

デジタルの階調処理

デジタル画像では、撮影後に 階調処理(LUT:ルックアップテーブル)濃度やコントラストを後から調整 できます。

  • 適正な濃度・コントラストに自動で整えられ、撮り直しが減る(ラチチュードが広い)。
  • ただし 元の線量が足りないとノイズは消えない ため、適切な撮影条件は必要です。

試験で問われやすいポイント

  • 特性曲線は トウ・直線部・ショルダー からなる。
  • 直線部の傾き=コントラスト(階調)。急なほど高コントラスト・狭ラチチュード。
  • デジタルは 階調処理(LUT) で濃度・コントラストを後調整できる。
  • ただし 線量不足のノイズは後処理で消えない

まとめ

  • 濃度・コントラストは 特性曲線 で理解する。
  • 直線部の傾きがコントラスト、幅が ラチチュード
  • デジタルは 階調処理 で柔軟に調整できる(線量は別途必要)。
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