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血管造影・IVR

ロードマップと3D-DSA(回転DSA)

カテーテルを目的の血管へ進めるには、血管の道筋(地図) が見えると安全です。これを助けるのが ロードマップ3D-DSA(回転DSA) です。

ロードマップ

一度造影して得た 血管像を、その後の透視に重ねて表示 する機能です。透視の上に血管の地図が出るので、造影剤を流し続けなくても カテーテルを誘導できます。

  • 少ない造影剤・少ない被ばくで操作できる。
  • 体が動くと地図とずれるため、必要なら取り直す。

3D-DSA(回転DSA)

DSA(Digital Subtraction Angiography:デジタルサブトラクション血管造影) を回転撮影に応用したのが 3D-DSA です。Cアームを 約200度回転させながら連続撮影 し、多方向のデータから 血管を立体的に再構成 します。

3D-DSAのしくみ Cアームを回転させて多方向から撮影したデータから、血管を立体的に再構成することを示した図。 回転 ①X線管が回転し多方向から撮影 再構成 ②3D-DSA(立体的な血管像)
図:Cアームを回転させて多方向から撮影し、血管を立体的に再構成する。
  • 任意の角度 から血管を眺められ、血管の重なりを避けた 観察ができる。
  • 動脈瘤の形・首(ネック)、分岐の様子などを立体的に評価できる。
  • 最適な撮影角度(ワーキングアングル)を、撮り直さずに決められる。

CBCT(コーンビームCT)

同じ回転撮影のデータから、CBCT(Cone-Beam CT:コーンビームCT) として 断面(軟部組織) を作ることもできます。出血や塞栓物質の広がりの確認などに使います。

利点と注意

  • 少ない造影剤・撮り直しの減少で 被ばく低減 にもつながる。
  • 回転中の 体動 はアーチファクトの原因になるため、息止め・固定が重要。

試験で問われやすいポイント

  • ロードマップ=造影像を透視に重ねて誘導(造影剤・被ばく低減)。
  • 3D-DSA=Cアーム回転で多方向撮影→立体再構成。任意角度・動脈瘤評価に有用。
  • 同じデータから CBCT で断面(軟部)も作れる。

まとめ

  • ロードマップ は血管の地図を透視に重ねて誘導を助ける。
  • 3D-DSA は回転撮影から血管を立体化し、最適角度や動脈瘤評価に役立つ。
  • CBCT で断面も得られ、体動対策が画質の鍵。
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