本文へスキップ
核医学・RI

放射性医薬品とテクネチウムジェネレータ

放射性医薬品 は、放射性核種を体内に入れ、集まる場所 から臓器の働きを調べる薬です。中心となるのが テクネチウム99m(99mTc) です。

テクネチウムジェネレータ(ミルキング)

99mTcは半減期が約6時間と短いため、病院で 必要なときに作り出して 使います。その装置が ジェネレータ です。

テクネチウムジェネレータ カラムに吸着した99Moから生じる99mTcを、生理食塩水を流して溶出(ミルキング)して取り出すことを示した図。 ジェネレータ(ミルキング) 生理食塩水 99Mo カラムに吸着 99mTc を溶出 親:99Mo(約66時間) 娘:99mTc(約6時間)
図:カラムに吸着した99Mo(親)から生じる99mTc(娘)を、生理食塩水で溶出(ミルキング)する。

カラムに吸着させた 99Mo(親核種・半減期約66時間) が壊変して 99mTc(娘核種・半減期約6時間) ができ、それを 生理食塩水で洗い出して(ミルキング) 取り出します。

代表的な放射性医薬品

  • 99mTc 標識薬剤:γ線(約140keV)が検出に適し、骨・腎・心筋・脳血流 など幅広く使われる主役。
  • 18F-FDG:PET用。糖代謝 の高いところ(がん・炎症・脳・心筋)に集まる。
  • 放射性ヨウ素(123I・131I)甲状腺(123Iは診断、131Iは治療にも)。
  • そのほか 67Ga(炎症・腫瘍)201Tl(心筋) など。

核種は、検査に適した半減期・γ線エネルギー・出す放射線の種類 で選びます。

試験で問われやすいポイント

  • 99mTc が核医学の主役。γ線約140keV・半減期約6時間
  • ジェネレータは 99Mo(親66時間)→ 99mTc(娘6時間)ミルキング で取り出す。
  • 18F-FDG=糖代謝(PET)123I/131I=甲状腺
  • 核種は 半減期・エネルギー・放射線の種類 で選ぶ。

まとめ

  • 放射性医薬品は 集まる場所 で臓器の働きを調べる。
  • 99mTc はジェネレータの ミルキング で得る(99Mo→99mTc)。
  • 用途に応じて 99mTc・FDG・ヨウ素 などを使い分ける。
← トップに戻る | 核医学・RIの記事一覧