血管撮影装置の構成(Cアーム・FPD・天板)
血管撮影装置(アンギオ装置)の最大の特徴は、X線管と検出器を向かい合わせに保持する「Cアーム」 です。Cアームを動かすことで、患者を動かさずに多方向から 血管を撮影できます。
装置の構成
- Cアーム:X線管と検出器を向かい合わせに保持する。回転して角度を変えられる。
- X線管・検出器(FPD):間に患者を挟んで撮影する。
- 天板(カテーテル台):患者を乗せる。上下・水平に動く。
- インジェクタ(自動注入器):造影剤を一定の速度・量で注入する。
- モニタ・操作卓:透視・撮影画像を見ながら手技を進める。
検出器:II から FPD へ
かつては II(Image Intensifier:イメージインテンシファイア) が使われていましたが、現在は FPD(Flat Panel Detector:フラットパネル検出器) が主流です。
- FPDは 歪みが少なく、視野の周辺まで均一。広いダイナミックレンジ を持つ。
- 薄くて軽いため、Cアームの取り回し がよい。
Cアームの動き
Cアームを傾けることで、血管の重なりを避けた角度 で撮影できます。
- 左右方向:LAO(左前斜位)/RAO(右前斜位)。
- 頭尾方向:CRA(頭側)/CAU(尾側)。
- 回転させながら連続撮影すれば、3D-DSA(回転DSA) にもなります。
試験で問われやすいポイント
- 装置の核は Cアーム(X線管と検出器を対向保持・回転可能)。
- 検出器は II → FPD が主流。FPDは 歪みが少なく広ダイナミックレンジ。
- 角度は LAO/RAO(左右)・CRA/CAU(頭尾) で表す。
まとめ
- 血管撮影装置は Cアーム で多方向撮影ができるのが特徴。
- 検出器は FPD が主流(歪みが少なく軽い)。
- インジェクタ・天板・モニタ と合わせて手技を支える。