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血管造影・IVR

透視と撮影・パルス透視(線量低減の基本)

IVR(Interventional Radiology:画像下治療)では、リアルタイムで見る「透視」 と、記録用に高画質で撮る「撮影」 を使い分けます。透視は時間が長くなりがちなので、いかに被ばくを減らすか が重要です。

透視と撮影の違い

  • 透視(fluoroscopy):カテーテルを進める操作を リアルタイム で見る。1コマあたりは 低線量
  • 撮影(acquisition):記録・診断用に 高画質 で撮る。1コマあたりは 高線量(透視の十数倍)。

操作は透視で行い、必要な場面だけ撮影する、というのが被ばく低減の基本です。

パルス透視

X線を 連続して出す(連続透視) のではなく、短いパルスを毎秒数回〜十数回 に分けて出すのが パルス透視 です。X線が出ない時間があるぶん、被ばくを減らせます

連続透視とパルス透視 連続透視はX線を出しっぱなしで被ばくが多い。パルス透視はX線を断続的に出すため、出ていない時間のぶん被ばくが少ないことを示した図。 連続透視 被ばく:多い パルス透視 被ばく:少ない 時間 X線を出さない時間があるぶん、パルス透視は被ばくが少ない
図:連続透視はX線を出しっぱなし。パルス透視は断続的に出すため、被ばくを抑えられる。
  • パルスレート(毎秒のパルス数)を下げる ほど被ばくは減りますが、動きが カクついて 見えます。手技に応じて調整します。
  • 速い動き(心臓など)は高め、ゆっくりの場面は低め、と使い分けます。

そのほかの線量低減

  • ラストイメージホールド(LIH:Last Image Hold):透視を止めても 最後の画像を表示し続ける。確認のための無駄な透視を減らせる。
  • 低線量(透視)モード:画質を少し落として線量を下げる。
  • 照射野を絞る(コリメーション):必要な範囲だけ照射し、被ばくと散乱線を減らす。
  • 検出器を体に近づける と拡大率・線量が下がる(管球は体から離す)。

試験で問われやすいポイント

  • 透視=リアルタイム・低線量撮影=記録用・高線量。操作は透視で行う。
  • パルス透視 はX線を断続化して被ばく低減。パルスレートを下げる ほど低線量だが動きがカクつく。
  • ラストイメージホールド・低線量モード・照射野を絞る も基本。

まとめ

  • IVRは 透視(低線量)と撮影(高線量) を使い分ける。
  • パルス透視 でX線を断続化し、被ばくを減らす。
  • ラストイメージホールド・絞り など、組み合わせて線量を抑える。
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