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MRI

MRCP(MR胆管膵管撮影)の基礎

MRCP(MR Cholangiopancreatography:MR胆管膵管撮影) は、胆管・膵管非侵襲・非造影で描き出す撮像法です。内視鏡(ERCP)の前のスクリーニングなどに広く使われます。

しくみ:水分だけを明るくする

MRCPは、とても強いT2強調(非常に長いTE)で撮ります。すると、静止した水分(胆汁・膵液)はT2が長いため高信号で残り、背景の実質(T2が短い)は信号が消えます。結果として、水分でできた胆管・膵管だけが明るく浮かび上がります。

組織ごとのT2減衰のちがい 横軸を時間(TE)、縦軸を信号としたT2減衰のグラフ。水(胆汁・膵液)はT2が長く長いTEでも信号が残り、肝臓・筋肉などの実質はT2が短く早く減衰することを示す。 S₀ 信号 時間(TE) 長いTE(Heavily T2) ↑ 水だけ信号が残る 水(胆汁・膵液) 脂肪 実質(肝・筋)
図:T2減衰のちがい。水(胆汁・膵液)はT2が長く、長いTE(Heavily T2)でも信号が残る。実質(肝・筋)は早く減衰して消える。

撮像は、厚いスライス(thick slab)や3D収集で胆道系を立体的に描出します。動きを抑えるため、息止め呼吸同期を併用します。

利点

  • 非侵襲・造影剤不要で、繰り返し撮れる。
  • ERCPのような内視鏡の負担なく、胆管・膵管の全体像を把握できる。

試験で問われやすいポイント

  • MRCPは胆管・膵管を非侵襲・非造影で描く。
  • 原理は強いT2強調(長いTE)で、水分(胆汁・膵液)が高信号、背景は抑制。
  • 厚いスライスや3D+息止め・呼吸同期で撮る。

まとめ

  • MRCPは水分だけを明るくする強いT2強調で、胆管・膵管を描く。
  • 非侵襲・造影剤不要が大きな利点。
  • 息止めや呼吸同期で動きを抑えて撮像する。
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