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核医学・RI

核医学の画質と定量(分解能・部分容積効果・SUV)

核医学は空間分解能が高くない(数mm〜1cm程度)ため、小さな構造の集積を低く見積もってしまう ことがあります。これを理解し、SUV で定量します。

部分容積効果

分解能より小さい対象は、信号が周囲に広がって 真の集積より低く測定 されます。これが 部分容積効果 です。対象が小さいほど、測定値(回復係数)は1より小さくなります。

部分容積効果 横軸を対象の大きさ、縦軸を回復係数(測定値÷真の値)としたグラフ。対象が小さいほど回復係数が1より小さくなり、過小評価されることを示す。 回復係数 対象の大きさ 1.0 小さい対象ほど過小評価
図:対象が小さいほど回復係数が1より小さくなり、集積が過小評価される。

小さな病変では「集積が弱い」のか「小さいから低く出ている」のか紛らわしいため、注意が必要です。

定量:SUV

PETでは、集積の程度を SUV(Standardized Uptake Value:標準化取り込み値) で定量します。

SUV=病変の放射能濃度投与量÷体重\mathrm{SUV} = \frac{\text{病変の放射能濃度}}{\text{投与量} \div \text{体重}}
  • 全身に均一に分布したと仮定した値(=1) を基準に、何倍集まっているかを表します。
  • 値が大きいほど集積が強い目安になりますが、撮影までの時間・血糖値・体格・部分容積効果 などで変わるため、条件をそろえて比較 します。

試験で問われやすいポイント

  • 部分容積効果:分解能より小さい対象は 過小評価(回復係数<1)。
  • SUV=病変の放射能濃度 ÷(投与量 ÷ 体重)。1が全身平均の目安。
  • SUVは 時間・血糖・体格・部分容積効果 で変わる → 条件をそろえる。

まとめ

  • 核医学は分解能が低く、小病変は 部分容積効果 で過小評価される。
  • PETの定量は SUV(投与量と体重で標準化)。
  • SUVは条件で変わるため、そろえて比較 することが大切。
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